沖縄で民泊を始めたいなら、どの位の外国人観光客が沖縄へ訪日しているのか知っておきたいですよね。
沖縄県のみならず、日本全国で訪日外国人は年々増加し、インバウンド需要は高まる一方です。
そこで今回は、沖縄県の訪日外国人数をまとめてみたいと思います。
どの位需要があるのか知ったうえで、民泊運営の未来やモチベーションに繋げてもらえたらと思います。
1.沖縄への入域観光客数の推移
まずは、入域観光客数の訪問者数を見ていきます。
沖縄県文化観光スポーツ部観光政策課の統計データ(平成30年版観光要覧)によると
平成30年度の観光客数は、1,000万4,300人 対前年度比 +42万4,400人、+4.4%
6年連続で過去最高を記録しています。
国内の入域観光客数は700万3,500人 対前年比で11万5,600人 +1.7%増
海外の入域観光客数は300万800人 対前年比で30万8,800人 +11.5%増
グラフのように、沖縄県への入域観光客数は国内、海外ともに年々増加傾向にあります。
特に注目すべきポイントは、外国人観光客が平成25年度を機に増加している点です。
平成27年度には100万人を突破し、平成30年度には300万人を超えました。
これらの事からも分かるように、外国人観光客が日本・沖縄への旅行が人気だということです。
2.訪日外国人の国別割合
沖縄へ入域観光客数の増加は国内、海外共に増加していることが分かりましたが、国別ではどうなっているのでしょうか。
統計データをもとにグラフ化してみました。
沖縄への訪日外国人国別でみると、台湾、韓国、中国、香港が大多数を占めています。
特に「台湾」からの観光客数が多く、平成30年度は台湾だけで100万人近くの人が沖縄へ訪れています。
また、その他の国をみても観光客数はどこの国も増加していました。
民泊が急速に普及し始めた時期でもあるので、それらの要因と重なり沖縄への訪日外国人増加に繋がっていると思われます。
3.訪日外国人の利用内容
平成30年度
平均滞在日数(日)3.73日
観光収入は、7,340億5,600万円
観光客一人当たりの消費額73,374円
また、観光客一人当たりの消費額は
上記のように、県内で消費する金額のトップは宿泊比となっています。
ただ、アジア圏の台湾、韓国、中国、香港の平均宿泊比21,049円に対して、アメリカ人の宿泊費平均は65,923円と、国によってはその金額に大きな差があることも分かっています。
宿泊比の次に消費されるのが、お土産代で、飲食費と続きます。
ここでもアジア圏とアメリカでは違いがあり、お土産や買い物の方にお金をつかうアジアの人に対して、アメリカの人は飲食費の方にお金を使うデータも出ています。
これらのデータをもとに考えると、西洋と東洋では文化に違いがあるように、旅行に対する目的も若干違うということが見て取れます。
まとめ.
今回は沖縄県の訪日外国人数をまとめてみましたが、平成30年度の観光客数は、大台の1,000万を突破しました。
外国人観光客数だけで見ても、300万人を超えてきたことからも沖縄が観光地として人気なのが分かりますね。
7年連続で観光客数は伸び続け、それに伴い、民泊の利用者も増加にあります。
ただ、令和2年度は、コロナウイルスの影響で減少傾向にありますが、流行の終息後は外国人観光客の訪日にも期待です。